家を建てるなら知っておきたいお金のこと
あなたはこれから家を建てようとしています。
まず何をしますか?
土地から買う場合や、建売一戸建てを買う方はまず不動産会社へ行くかもしれませんね。
土地はすでに持っていて、家を新築する方は住宅展示場へ行くかもしれません。
でも何か大事なことが後回しになっていることにお気づきでしょうか。
それは・・
「お金のこと」です。
- いくらまでの予算で家を建てるか。
- 頭金はいくら用意するのがよいのか。
- 住宅ローンをどのくらい借りて、どのくらいの返済なら無理なく返済できるのか。
- 夫婦で2人で住宅ローンを借りる場合の有利な住宅ローンは?
- もし住宅ローンを借りた人が亡くなったら?
「物件次第かな。物件が見つかってからやればいいかな。」
「家を建てる会社にまかせておけばやってくれるだろう。」
こんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。
お金のことを先に決めておかないと、予算は上がる傾向にあります。
例えば、あなたは予算を決めていない状態で住宅会社へ行って、商談が始まったとします。
色々と要望を伝えて、数日すると・・
最初のモデルプランが出てきます。
これが、今後の家づくりのたたき台になってくるわけです。
ここから、「ここの間取りはもうちょっと変えたいな。」
「リビングはもっと広くしたいな。」
「キッチンはアイランドキッチンに変えたいな。」
色んな要望が出てきます。
そして、あらためて追加の要望をかなえたプランで、見積もりを出してもらうことにしました。
出てきた見積もりを見て・・びっくり!
こんなに上がるのか!
そこで初めて、「こんな高額の予算で家を買ってよいのだろうか?」
「こんなに住宅ローンを借りても大丈夫なのだろか?」
と考え始めるわけです。
住宅会社の人に聞くと、「みなさん、このくらいの金額の住宅ローンは借りていますよ。大丈夫です!」
と元気いっぱいに返事はかえってきます。
さて、このまま家づくりは突き進んでも良いのでしょうか!?
家づくりは、始まった瞬間から予算が上がる要素がいっぱいなんですね。
途中で、最初のプランから予算を下げるのは心理的になかなか難しいです。
色んな要望を出した後は、夢の家のイメージが膨らんでいますから。
夢が膨らんだ状態から、少しづつ予算を削るのは心理的にもなかなかキツイです。
「毎月節約すれば・・まあなんとか住宅ローンの返済もできるかな・・」と見切り発車しないためには、しっかり最初に予算を決めておくことが大事です。
また、「この予算で、こんな家が建てたい。」としっかりとした基準があれば、
自分たちのペースで家づくりを進められます。
家の予算も、家のイメージも固まっていない人は住宅会社のペースで商談が進んでしまいますから、より予算が膨らみやすいのです。
住宅会社にとってはある意味、良いお客さんですよね。
住宅会社の提案が何でも受け入れられやすいお客さんということですから。
結局「お金のこと」は自分で計画して、自分で事前準備をするしかありません。
頑張って家を買ったけど、住宅ローンの返済が苦しい・・とならないために
「自分たちのペースで家づくりを進めるなら最初に予算を決める。」
これを守ってくださいね。
投稿者プロフィール

- 住宅不動産コンサルタント/1級ファイナンシャルプランニング技能士/宅地建物取引士
-
株式会社ライフオブライフ代表。
住宅相談を専門とする住宅不動産業界歴19年のファイナンシャルプランナー。買う方の立場に立った「住宅コンサルティング」「将来家計のサポート」を行う
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