決まった家を持たない生き方
数日前になんとなくTVを見ていて気になった話題。
マツコ・デラックスさんがメインでやっている・・番組名は忘れました。
特定の住居をもたないで、ホテルや知り合いの家などを渡り歩きながら生活している人たちの特集をやっていて、興味をひかれました。
「アドレス・ホッパー」と呼ばれているそうです。
住宅・不動産専門のFPとして仕事をしていると、家は「買う」か「賃貸」というのが当たり前という頭になりがちですので、こういう住居の形は新鮮です。
どんな人がアドレスホッパーをしているかというと、やはりというかこれはイメージ通り、今時の(イケてる)職業の人が多そうですね。
ITとかマーケティングとか。
「マーケティングばっかじゃねえか!」
インタビューされていた人が全員マーケティングの仕事でマツコさんから鋭いツッコミもあり。
働き方を自分で決められる自営業や、柔軟な働き方が認められている会社に勤めている人は向いているのでしょうね。
良いなと思える点は、自由や身軽さといったところでしょうか。
インドアな自分の行動をあえてアクティブにするためにやっているという人もいました。
その日の気分で泊まるところを探すのはなかなか楽しそうです。
反面、その日に泊まるところを一から見つけるという手間がありますので、それでも楽しめるという方じゃないといけませんね。
民泊仲介サイトのAirbnb(エアービーアンドビー)も日本で規制を受けて、物件数がかなり減少したといわれていますから、その日の宿探しは少々苦労もありそうです。
普通の会社員ではちょっと難しいのかなとは思います。
あと、家族がいる人も無理そうですね。
家族全員でアドレスホッパーするわけにもいかないですから。
(単身赴任アドレスホッパーなら可能かも)
つまり、独身で柔軟な働き方が可能な人ならアドレスホッパーも可能!ということです。
こういう生き方も認められるようになってきたんだなぁという時代の変化と、家に対しての考え方の変化を感じます。
特に若い方は、モノを所有する満足感をそれほど重要とぜずに、モノを使用することによって得られる満足感を重視するように思えます。
自分が若い頃は車欲しい、服欲しい、家欲しい、と物欲旺盛だったのですごく感覚の違いを感じます。
家を買う、賃貸するだけが住み方じゃない!
自分の生き方に合っていればこんな住み方もありなんですね。
色んな生き方を柔軟に受け入れていけるようにしたいと思えた話題でした。