低金利時代の住宅ローン選びはここがポイント!

住宅街のイメージ

国土交通省が発表している、最新の「平成30年度 住宅市場動向調査」を見ていてちょっと気づいたことがあります。

「低金利を生かして、どうやって住宅ローンの組み方むのが良いのか?」と悩んだときに一つのヒントになるかもしれません。

変動金利が良いのか、固定金利が良いのか迷われている方が多いのは、日々実感していますので金利タイプを選ぶ際の参考にして頂ければと思います。

低金利は住宅取得に大きな影響

下の図はどんな要因が住宅を買うきっかけとして影響が大きかったのかを表しています。

平成27年度から「金利動向」の影響が特に高くなっていることが分かりますね。

この辺りから低金利時代ということも盛んにいわれていましたので、低金利の影響が大きいのだということは、実感とも一致します。

住宅取得時に経済的要因が与えた影響度

※国土交通省「平成30年度住宅市場動向調査」より

 

「低金利だからいまのうちに住宅ローンを組んで家を買おう」という人が特に多かったわけです。

低金利であれば住宅ローンを組んで家を買う人が多くなるのは、容易に想像がつきます。

それでは次に、住宅ローンを組んだ人はどんな金利タイプを選んでいるのか、というデータを見てみましょう。

変動金利を選んでいる人がダントツ多い!?

下の図はみなさんがどんな金利タイプの住宅ローンを選んでいるのかを表しています。

ここ数年の低金利時代においても、変動金利を選んだ人の割合が6割とダントツに多いです!

民間金融機関借入金の金利タイプ

※国土交通省「平成30年度住宅市場動向調査」より

 

FPの立場からすると、こんなに変動金利を選んでいる人が多いことは少し違和感も感じます。

大きなお世話かもしれませんが、みなさん十分なシュミレーションをしたうえで変動金利を選んでいるのか心配になります。

「変動金利のほうが低ければ、低いほうを選ぶのは当たり前じゃないか。」

といわれるかもしれませんが、本当に正しい選択なのでしょうか?

変動金利を選ぶことの本当の意味

そもそもなぜ固定金利より、変動金利のほうが低いのでしょうか。

それは・・

住宅ローンを借りる人が金利上昇のリスクを負うからです。

これを理解するために、銀行のビジネスモデルをあらためて確認してみると・・

銀行は市場から低金利で資金を調達

金利を上乗せして住宅ローンなどの商品として貸付

調達金利と貸出金利の差が銀行のもうけ

小難しい話を省くと大体こんな感じです。

つまり、低い金利で借りて、金利(もうけ)を上乗せして貸付をするという商売です。

銀行の調達金利が上がったとしても、その分住宅ローン金利も上げることができれば銀行のリスクはありません。

調達金利が上がった分だけ、上乗せをすればよいからです。

誰がリスクを負うのかというと、住宅ローンを借りる人です。

一方、固定金利の場合リスクを負うのは銀行です。

調達金利が上がったとしても、住宅ローンの金利に上乗せすることはできません。

途中で上乗せできない分、変動金利より高いのです。

まとめ

1番目のデータで、「低金利だからいまのうちに住宅ローンを組んで家を買おう」という人の割合が多いことが分かりました。

歴史的に見ても今は低金利だということをみなさん実感して行動しています。

低金利を実感しながら、変動金利で住宅ローンを組む・・

これってどこか変じゃないですか?

今が低金利であると思うのであれば、今のうちに長期固定金利で住宅ローンを組んで、低金利を長期間にわたり確定させるという考えもあって良いと思うのです。

下がった金利はどこかで必ず上がります。

今が低金利でもそれがずっと続くとは限らず、上がる可能性も十分にあります。

今のままの低金利が30年ぐらいずっと続くというシナリオのほうが考えにくいのではないでしょうか。

変動金利を選ぶな!などというつもりはありません。

現在の変動金利は、0.5%前後という金融機関もあるので、変動金利に魅力を感じる気持ちもよく分かります。

「きっと低金利は続くだろう」と変動金利を選択した人は考えていると思いますが、予想がはずれて金利の上昇が起こったとしても、耐えられる家計なのかを確かめたうえで選択してほしいのです。

金利が上がった時の対策さえできていれば、変動金利を選ぶという選択も合理的なものになります。

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