住宅用の土地探しで良い物件情報を得る方法
家を新築したいと思ったときに、みなさんは何から始めるでしょうか?
まずは、住宅の予算を決める所から始める方は多いでしょう。
次に、なんとなくネットの物件情報サイト検索から始めるという方も多いのではないでしょうか。
ただ、この方法ではなかなか良い物件情報を手に入れられないのが現実です。
当然ですが、物件情報サイトは多くの毎日、多くの新しい物件情報が掲載されます。
そして、購入希望者が毎日、お目当ての物件を検索しています。
人気のあるエリアで、一戸建てが建てやすい土地は競争も激しく、すぐに決まってしまいます。
人気物件は水面下で非常に激しい獲得競争が繰り広げられていますが・・
実はこれらの競争に巻き込まれずに、いち早くお目当ての物件情報を手に入れる方法があります。
それは・・
ネット情報を検索するだけではなく、実際に不動産会社などに足を運び、希望条件などを伝えて、物件情報が出たらすぐに教えてもらえるようにしておくことです。
物件情報サイトでNEW のマークがついている物件が一番新しい情報ではありません。
不動産会社が物件の売主から、売却の依頼を受けてから、物件情報サイトに掲載するまでには多少のタイムラグがあります。
不動産会社も物件資料を作ってから、サイト掲載しますので、1日~5日ぐらいのタイムラグはあるかと思います。
重要なのはこのタイムラグの間に、いち早く、物件情報サイトに掲載される前の物件の概要だけでも教えてもらえるような、関係を築いておくことです。
1日だけでも他のお客さんより早く物件情報を知ることは、大きなアドバンテージとなります。
しかし、「何か良い情報が出たら連絡くださいね~」
という軽い感じの約束では意味がありません。
現実的な予算、エリア、広さなどの条件を伝えるとともに、これが一番大事かもしれませんが、希望の物件情報が出たらすぐに買う客であることをアピールしておくことです。
勤務先、年収、勤続年数、住宅ローンの予定などを伝えておくと良いでしょう。
不動産会社の営業の方も人間ですから、同じ物件をお客様が何人もいれば、自分とフィーリングが合い、すぐに買ってくれそうなお客様を優先させると思います。
信頼できる不動産会社を見分ける方法
ただし、「年収、勤務先」などは重要な個人情報ですので、これらの情報を伝える前に、信頼できる不動産会社かどうかを見極めることが必要なのは言うまでもありません。
どのようなポイントで不動産会社を見極めればよいのでしょうか。
まず知っておきたいのが、不動産会社とお客さんの間には 情報の非対称性 があります
つまり、物件に関して不動産会社とお客さんが持っている情報量には差があります。
この差を埋める努力をしてくれる不動産会社が良い不動産会社だと思います。
現実には100満点の物件はなかなかありません。
物件の良い所だけをアピールしてなんとか契約に持ち込もうとする不動産会社は信頼できないでしょう。
物件の良い所も、悪い所も隠さず説明したうえで、お客さんが判断しやすいようにする努力をする不動産会社は信頼できるといえます。
投稿者プロフィール

- 住宅不動産コンサルタント/1級ファイナンシャルプランニング技能士/宅地建物取引士
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株式会社ライフオブライフ代表。
住宅相談を専門とする住宅不動産業界歴19年のファイナンシャルプランナー。買う方の立場に立った「住宅コンサルティング」「将来家計のサポート」を行う
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