2022年住宅ローン金利は今後どうなる!?
2022年冬季オリンピックが華々しく終わりました。
色々と物議を醸す騒動もありましたが・・
個人的にはテレビを見ながら色々なスポーツの楽しさを味わえました。
そんな中、コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻など不安定な国際状況は続いています。
オリンピック気分に区切りをおいて、足元の状況として気になるのは10年固定金f利がじわじわと上がってきていることです。
2月に入ってから、各金融機関において固定金利の基準金利を0.05%~0.1%引き上げるところも多くなってきましたね。
一方、変動金利についてはほぼ動きはありません。
この記事では、これから住宅ローンを借りて家を買おうとしている人はどう対応すればよいのか考えていきます。
なぜ変動金利と固定金利の動きに差があるのか
「なぜ固定金利が上がってきているのに、変動金利は上がらないの?」と疑問を持った方もいるかもしれません。
その理由は、固定金利と変動金利では変動の影響を受ける主な理由が違うからです。
- 固定金利は主に10年国債利回り
- 変動金利は主に短期プライムレート(日銀の政策金利に連動)
上記のようにそれぞれ影響を受けます。
ですので、
10年国債利回りが上がっているので、固定金利も上がりやすい。
日銀の政策金利は低く抑えられたままなので短期プライムレートも上がらず、変動金利は上がらない。
という状況が現在生まれているのです。
今後の固定金利と変動金利の見通し
固定金利については10年国債利回り、つまり国内外の投資家が取引する市場の動きで決まるので正直読めません。
変動金利については日銀の政策金利次第ですが、現状のコロナ禍で落ち込んだ景気状況ではすぐに上がる可能性は低いのではないかと考えています。
「固定金利は今後ここまで上がる」とか「変動金利は今後ここまで上がる」という予想は正直、占いの部類に入ってしまいますのでこの辺で止めます。
金利の動きが読めないときの住宅ローンの考え方
将来の金利の動きを正確に見通すことは、経済金融のプロでも困難なことです。
私たちができることは、どのような金利の動きにも対応できるように準備することだと思います。
例えば、金利が上がる・金利が下がるのどちらかの予想に賭けて行動すると、予測がはずれた場合は家計に思わぬマイナスの影響を受けるかもしれません。
そうならないように、どのようなケースでも対応できるのが望ましいと考えます。
住宅ローンの金利を選ぶ前に行うべきことは、「金利パターンごとのライフプラン」を作成することです。
「金利パターンごとのライフプラン」を作成しておけば以下のようなことが分かります。
- 金利が上昇した場合、どこまでの上昇であれば家計は耐えることができるのか。その限界点はどこなのか。
- 金利が上昇した場合に、繰り上げ返済などを行う余裕があるのか。
一か八かの予測にもとづいて、固定金利なのか変動金利なのかを選ぶのではなく、どのような金利の変動でも対応できることを確かめたうえで住宅ローンは決めたいところですね。
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