ベランダ防水塗装のDIYをやってみました
持ち家と賃貸では「維持コスト」に大きな差が出ます。
賃貸では自分で維持コストを負担する必要はありませんが、持ち家となれば自分で維持コストを負担する必要が出てきます。
家の修繕費やリフォーム費用は長い間住むことを考えると、総額で数百万となることも珍しくありません。
そこで、修繕費やリフォーム費用の負担を減らす方法として
「自分でできる修繕やリフォームは自分でやる」という方法があります。
裏技を期待していた方はすみません。
持ち家の維持コストを減らす方法としては王道ともいえる方法です。
最近、祖母の一戸建てのベランダの防水塗り替えを自分でやってみました!
ちょうど祖母の家のベランダが防水塗り替えの時期になり「誰か知り合いのリフォーム会社の人知らない?」と親から聞かれたのがきっかけです。
ネットで「ベランダ防水 DIY」などで検索すると、ベランダ防水のやり方を紹介しているブログやYouTubeなどがけっこう見つかるのでほんとに助かります。
今回はDIY実体験レポートです。
ベランダ防水塗装を自分でやるとどれだけコストを節約できるのか
まずは、専門業者にお願した場合の費用です。
大体、8~10㎡ぐらいの広さのベランダの防水工事で12万ぐらいの見積もりでした。
次は自分でやった場合の費用です。
塗料やその他の道具を含めて、2万円以内で収まりました。
DIYで10万ぐらいの費用は節約できることになります。
ベランダ防水塗装に必要な道具
ベランダ防水を行うのに必要な、道具は下記の通りです。
- 防水塗料と下地塗料
床の材質によって使う塗料は変わってきます。
FRP、ウレタン防水・塩ビシート・コンクリートなどの種類がありますので、材質に合った塗料を選びましょう。
今回はコンクリート床用の防水塗料と下地塗料がセットになっているものを購入しました。
ベランダの広さをざっくりと計っておいて、広さに合わせた容量の塗料を買いましょう。
- ローラー(広い面積を塗るため)
広い面積を塗る場合は必須です。
はけでも塗れますが、ローラーのほうが楽に塗れます。
ローラーで塗れない細かい部分や、塗らない部分との境目はハケを使う感じです。
- ハケ(細かい部分を塗るため)
- ローラー用のバケツ(塗料を入れる)
- 養生テープ
- 手袋、軍手
ベランダ防水塗装の手順
自分でやってみた手順をご紹介します。
ベランダの掃除
細かなゴミや汚れは前もって取り除いておきます。
コケなどがある場合は、高圧洗浄機などがあると楽に掃除出来ます。
なければ、デッキブラシで水をかけながらゴシゴシこすりましょう。
養生テープをはる
防水塗料を塗る部分と塗らない部分の境目に、養生テープを貼っておきます。
塗料をつけたくない部分を保護でき、神経質に塗らなくてよくなるので作業スピードもあがります。
下地塗料を塗る
防水塗料を塗る前には必ず下地塗料を塗ります。
これを塗らないと防水効果が発揮されませんのでご注意ください。
面積が大きい場合はローラーを使うと圧倒的に早いですね。
床にひび割れなどがある場合は、専用の補修材である程度埋めておいたほうがきれいに塗れると思います。
防水塗料を塗る
下地塗料が乾いたら、防水塗料を塗ります。
下地塗料を塗ってから、丸一日以上はおいてから防水塗料を塗ったほうが良さそうです。
使う塗料にもよると思いますので、説明を読んで適切な乾燥時間を守ってください。
今回、防水塗料は1度塗りでしたが塗料が余れば2度塗りしても良いかもしれません。
ベランダ防水をDIYでやってみた感想
最初はなかなか大変な作業なのかなと思いましたが、思ったよりは簡単にできました。(多少、腰は痛くなります。)
こういう作業が好きな人なら全然できると思います。
2~3回に分けて塗る時間がなかなか取れない人や、こういう作業は好きじゃないなぁという人は多少費用がかかっても専門業者にお願いしたほうが良いかもしれません。
仕上がりはプロにお願いした場合と比べれば劣ると思いますが、見えない部分なのでそこはOKです。
ベランダの床なんて家族しか見ないですからね。
見た目悪くても、防水の役割を果たしてくれれば良し!というわりきりです。
家の維持費をおさえて、DIYも楽しむことができれば一石二鳥です。
すでに雨漏れしている場合や、床のひび割れがひどい場合などはさすがにプロにお願いしたほうが良いかもしれませんね。
今年最後の記事となります。
みなさん良い年をお迎えください。
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