家の値段が上昇中。家探しはどうする?

建築資材が値上がりしているとの報道をよく見かけるようになりました。

去年のウッドショックに続き、最近は木材に限らずあらゆる建築資材が高騰しているようです。

原因としては原油高による原材料費や輸送費の高騰、コンテナ不足などがあり、これからウクライナ情勢の影響も加わると先はさらに見通せません。

建築資材の高騰はそのまま「家の値段の上昇」にもつながります。

このような情勢の中で不安を感じながらも、住宅の検討をしている方もいると思います。

どのように今を乗り切れば良いのか考えてみたいと思います。

「早く家を買わないといけないかも」と焦ったら

最近、新築住宅を検討している方とお話していると、気持ち的にすごく焦っているなというのは伝わります。

検討しているハウスメーカーから「今月中に決めないと、価格が上がるかもしれません!」と言われて焦っている方もいるようです。

確かに住宅は大きな買い物ですので、数パーセント値上がりしただけで無視できない金額差になります。

3,000万円の家で5%上がりしたら、150万円の差額です。

確かに無視できない金額差なのですが、数パーセントの値上がりをさけるために焦って決めてしまうと他の部分を見落としがちです。

今日は焦ると見落としがちになるポイントについて解説します。

住宅会社の比較検討

例をあげるとすれば「住宅会社の比較検討」です。

本来なら、数社のプランを見比べて比較するところを時間がないので一、二社だけで決めてしまうなど。

住宅のプロなら1社見ただけで良し悪しは判断できるかもしれませんが、住宅を買うのが初めてという方には難しい判断です。

数社を見比べて、ようやく住宅性能の違いや検討するべきポイントが見えてくるものです。

「お金」の検討

もう一つは「お金」のこと。

家を買う前にや「家計の見直し」や「住宅ローンの選択」をしっかりやっておかないと、値上がり分以上のお金を失うことにもつながりかねません。

ここをしっかりやっておくと、数パーセントの値上がり分ならカバーできてしまうことも多いです。

家計の見直しをやっておかないと、家を建てた後もムダなお金がずっと出ていくことになります。

例えば、最近の住宅ローンには医療保険などがついてくる商品もあります

すでに医療保険に入っている人は、重複してしまうのでどちらかいらないですよね。

保証内容を見比べて、より手厚く、保険料の安いほうだけを残せば家計の節約にもつながります。

これだけで、月1~2万円の家計の節約になることも少なくありません。

また、家計に合った住宅ローンの組み方で数百万の差が出ることもあります。

まとめ

「早く決めないと、家の値段が上がってしまうかもしれない」と焦る気持ちも分かります。

それでも、焦って家の検討を進めてしまうと見落としがちになることも頭の隅に置いてください。

焦らなくても、「家計の見直し」「住宅ローンの選択」などで値上がり分を取り戻せる場合もあります。

しっかり足元を固めたうえで住宅購入を成功させましょう。

投稿者プロフィール

鬼頭 良行
鬼頭 良行住宅不動産コンサルタント/1級ファイナンシャルプランニング技能士/宅地建物取引士
株式会社ライフオブライフ代表。
住宅相談を専門とする住宅不動産業界歴19年のファイナンシャルプランナー。買う方の立場に立った「住宅コンサルティング」「将来家計のサポート」を行う

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