コロナの影響で住宅ローンを借りる人は減ったのか
コロナ禍の影響で住宅ローンを借りる人は減って、住宅ローンの新規貸出額も減っただろうなと個人的には思っていました。
しかしフタを開けてみると意外にも、2020年度の住宅ローン新規貸出額は前年比0.5%増で5年連続で20兆円台となったようです。
(住宅金融支援機構発表より)
増えたのはあくまで「新規貸出額」ですので、「貸出件数」についてはデータが無かったので分かりません。
年月 | R2.4 | 5月 | 6月 | 7月 | |||||||||
着工戸数 | 69,568 | 63,839 | 71,101 | 70,244 | |||||||||
対前年同月比(%) | ▲ 12.4 | ▲ 12.0 | ▲ 12.8 | ▲ 11.3 |
上の図は2020年度の住宅着工戸数のグラフです。
7月までのデータしか出ていませんが、前年比で▲11.3%~▲12.8%となっています。
新築住宅が増えていない。
でも住宅ローンの新規貸出額が増えている。
となると・・
住宅価格の上昇で一件当たりの借入額が増えたか、中古住宅や中古マンションなどの取引が増えたことが理由としてあるのではないかと考えられます。
リモートワークには専用の部屋があるのが一番良いが、賃貸の間取りでは部屋数が足りない。
↓
都心の新築だと価格が高い。
↓
郊外の中古物件なら、間取りも広く価格も手が届きそう。
という流れで、郊外の中古物件を検討する人が増えていることはマスコミでも少し話題になっていましたね。
コロナ禍であっても「住宅を買う人は買っている」という事実がデータからも分かります。
コロナ禍をきっかけに家を買うという人もしるでしょう。
先が見通せない今だからこそ、住宅を買う人にはぜひやって欲しいことがあります。
それは・・
将来の家計シュミレーションです。
住宅ローンの返済はもちろんですが、固定資産税やリフォームの費用など長年住む持ち家だからこそかかる固定費も増えてきます。
住宅ローンと固定費を合わせて無理なく支払っていけるのか、買う前に考えておくことが大切です。
また、将来家計のお金が足りなくなりそうなら、今から少しでも増やす計画も立てる必要があるかもしれません。
数年後にお金が足りなくなりそうと思ったときには時すでに遅し・・とならないように。
お金を増やす計画は、早ければ早いほど有利ですので今からですぐ動きましょう。
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