返済負担率は手取り年収で計算するべき?

住宅ローンを検討されている方なら「返済負担率」という言葉をよく耳にしますよね。

返済負担率は「年収に占める住宅ローンの年間返済額の割合」です。

簡単に言うと「年収500万円のうち100万円を住宅ローン返済にあてていたら、返済負担率20%ですね」ということです。

返済負担率は本来、銀行などの金融機関がその方にいくらまでのローンなら貸しても大丈夫か?

ということを判断する基準となるものです。

年収より手取り年収のほうが当然少ないですので、どちらで返済負担率を計算するのかで結果は違います。

「年収」の返済負担率だけで判断すると後々、後悔することにもなりかねません。

「年収」と「手取り年収」でそれぞれ返済負担率を計算してみると、どのような結果になるのかご紹介します。

「年収」と「手取り年収」の返済負担率の違い(年収別)

住宅ローンの条件:3,000万円の借入

借入金額 3,000万円
金利タイプ 35年固定
金利 1.34%
返済期間 35年
ボーナス返済 なし
毎月返済額 89,667円

上記の住宅ローン、毎月返済額:89,667円 年返済額:1,076,004円 の場合の返済負担率

年収 返済負担率(A) 手取り年収 返済負担率(B) 返済負担率の差(B-A)
400万円 26.9% 330万円 32.6% 5.7%
500万円 21.5% 400万円 27.0% 5.5%
600万円 17.9% 480万円 22.4% 4.5%
700万円 15.3% 550万円 19.6% 4.3%
800万円 13.5% 610万円 17.6% 4.1%
900万円 12.0% 680万円 15.8% 3.8%
1000万円 10.8% 740万円 14.5% 3.7%

※借入可能金額を保証するものではりません。

上記と同じ条件の住宅ローン2,000万円、毎月返済額:59,778円 年返済額:717,336円 の場合の返済負担率

年収 返済負担率(A) 手取り年収 返済負担率(B) 返済負担率の差(B-A)
400万円 17.9% 330万円 21.7% 3.8%
500万円 14.3% 400万円 17.9% 3.6%
600万円 12.0% 480万円 14.9% 2.9%
700万円 10.2% 550万円 13.0% 2.8%
800万円 9.0% 610万円 11.8% 2.8%
900万円 8.0% 680万円 10.5% 2.5%
1000万円 7.2% 740万円 9.7% 2.5%

※借入可能金額を保証するものではりません

返済負担率の表から分かること:まとめ

当然ですが、どの年収においても「手取り年収」の返済負担率(B)のほうが大きくなっています。

この表から分かることで重要なのは、借入額が増えるにしたがって、また年収が下がるにしたがって、「年収」と「手取り年収」の返済負担率の差が大きくなっているということです。

つまり、「年収」の返済負担率だけで判断すると・・

  • 危険度は借入額が増えるにしたがって高まる。
  • 危険度は年収が下がるにしたがって高まる。

「年収の返済負担率では大丈夫かなと思ったけど、実際に返済が始まってみるとだんだん苦しくなっていく・・」

という状況が生まれやすいといえます。

ここまででお分かり頂けたと思いますが、返済負担率で判断するにしても、「年収」で考えるのか「手取り年収」で考えるのかで結果が違ってきます。

返済負担率は一つの目安にはなりますが、これだけで判断するのはとても危険です。

本当に、住宅ローンを返済していっても家計が将来も安心なのかを確かめる方法は一つしかありません。

それは、将来にわたっての収入と支出をシュミレーションした「ライフプラン」です。

以前にライフプランの重要性について書いていますので、気になる方は下記の記事も参考にしてください。

住宅ローンの返済負担率25%なら家計は安心なの?

住宅ローン安心診断

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”住宅ローンの組み方、住宅の買い方を変えるだけで数百万円の差が出ることも少なくありません。”

住宅ローンを組んでも家計は大丈夫なのか不安な時・・
・どのぐらいの金額の住宅ローンなら組んでも大丈夫?
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無理のない住宅ローンはいくらなのか分かると同時に家計の見直しもできます。

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